真夏の開催となった今年の発表会を、先日無事終えることができました。
陰になり日向になり出演者を支えてくださったご家族のみなさま、スタッフ、仲間であるA先生とR先生に感謝申し上げます🙏🏻
今回の発表会のテーマである「ポリフォニー」は、ポリ=複、フォニ―=音楽、という語源をもちます。わかりやすく言うと、左右の手でメロディと伴奏を分担するのではなく、どちらの手もメロディとして対話をするように弾く音楽のことです。
ポリフォニーの練習では、楽譜を読んで声部ごとにカラーリングしたり、停留所(!)を付けたり、それぞれのメロディに自然な抑揚をつけて、どうしたら自然で、素敵に聴こえるかを一緒に考えました。自由曲の方は、一人ひとりのもつ個性がより表れるような選曲をしました。こちらは、のびのびと楽しみながら練習を進めてきてくださる方が多かったです✨
例年のように、子どもの生徒たちはワークシートを使って、曲の成り立ちや背景について調べ、自分なりにイメージをふくらませて、一音でも自分のものとなることを目指しました。
発表会と同じ週のはじめの二日間にわたって、ホールでのリハーサルを行いました。
本番と同じ舞台セットは、凛とした空気を肌で感じ取ることができ、当日の高揚感も十分想像することができます。発表会のスタートはまさにここから!!
自分の音が舞台でどう聞こえて、客席にどのように響くか感触をつかんで、本番までもうひと頑張りです。
発表会当日。
開場前の会場は、期待に溢れたご家族やお客様の姿で華やいでいます✨
発表会でしか会うことがないお友達との再会を喜ぶ姿もあちらこちらで見られました。
本番前の袖では、出演者と最後の確認を行います。前の奏者の演奏の終わりが近づく頃、スタッフさんからドアの手前に立つよう誘導されます。
その時の出演者は、もう集中を高めているのがわかるため、私は後ろに立って見守るだけです。
名前をアナウンスされ、舞台の中央へと歩む後ろ姿は、普段よりもたくましく感じます。そして、演奏。これまでピアノと向き合ってきた集大成を披露します。
自分を信じて弾ききれた方は、その感覚を忘れず、新たな自分の音楽を発見するために進み続けてください。
悔しい思いをされた方は、今の最高の自分の力を尽くしたことに誇りをもって、その思いを次に繋げてください。
他の方の演奏も楽しめ、良い刺激をもらえたことでしょう。
さまざまな曲や、知らない作曲家に出会えたことも勉強になりましたね!気になる曲はありましたか?
聴いてくださった方々には「ピアノっていいな♡」と思っていただけたらうれしいです。今後ますますの出演者の成長にご期待ください。
暑い中、ご来場いただきまして本当にありがとうございました。