10月22日土曜日、詩音会ピアノ教室のおさらい会〜子どもの部〜を開催いたしました。
寒さもさほどではない、ほのかな日差しの中、ご家族さまに伴われた生徒さんたちが元気に集まりました!
いつものように、ハンドベルで幕開けしました🔔
仲良しお二人の素敵な音色(ねいろ)に盛大な拍手が送られました👏
ハンドベルは、大きくて良い音を出すために腕と手首の「しなり」を使いますが、昨年よりひと回り以上大きくなった二人は、楽器もいっそう手になじんでいて、まるで一人で演奏しているかのような完成度の高さ。これから何か素晴らしいことがおこりそうな予感✨を感じさせてくれました。
今年の春に入門されたお二人です。
連弾とソロで二回づつ演奏しました。
曲が決まったのはほんのひと月半前ですが、毎回のレッスンで着実にステップアップしてくれ、二週間ほど前からはブラインドタッチで弾けるようになりました。
この日も練習した通り落ち着いて演奏できました!頑張ったね!! おめでとう✨
大きな生徒さんたちは、きっと自分たちのはじめてのおさらい会を思い出していたのではないでしょうか。
自分たちの過去の姿、未来の姿に会えるのがおさらい会です。
直前に「暗譜で弾く…」と私につぶやいて、見事に暗譜でキメてくれた方もいれば、本番三日前のレッスンで強弱の変更を受け入れ本番に臨んでくれた方もいます。そして、常に真摯にピアノと向き合ってきた集大成を聴かせてくれた受験生もいました。
塾の勉強があったり、ほかのお稽古もある忙しい毎日のなかで取り組んできた成果を発表し、一人ひとりの個性が光る演奏会でした。
これまでのおさらい会では、出演者同士でメッセージ交換をしていましたが、近年はコロナでそれがなくなり、発表会でも自分の部が終わったら帰るスタイルとなっています。
でも、せっかく同じお教室なのだから、お互いの近況がわかるとよいのではと、今回はあらかじめ
<将来の夢><いつか弾きたい曲><今日弾く曲について>を書いてもらい、私が紹介しました。
私は、生徒さんから得意な教科や関心事などについて教えてもらうこともありますが、会場のみんなは初めて聞くお友達の<将来の夢>に興味津々の様子でした。『好き』と『憧れ』は夢に近づくための最強の原動力💪ですね!!
<いつか弾きたい曲>は、ショパンの練習曲 op.10-12「革命」、プロコフィエフの「ピアノ協奏曲第3番」、リストの「パガニーニによる大練習曲 第6番-主題と変奏」(※YouTubeおさらい会出演者)などが出ました!難しい曲をよく知っているなと感心しました。遠くない将来ぜひ弾いてくれることを願ってます😍
<今日弾く曲の説明>では、演奏している人ならではの言葉で聴きどころを伝えてくれたので、聴く側にとってはより楽しく聴けて、本人たちにとっても改めて曲と向き合う機会になったのではないでしょうか。
最後に、「緊張」と「呼吸」についてお話ししました。
緊張はだれでもするものです。
どきどきし始めたら「自分の体は健康なんだな。」と受け入れてしまう。そして、深呼吸をしましょう。
また、ピアノは歌や管楽器のように発音に呼気を必要としない楽器なので、つい呼吸せず夢中になって弾きがち。
呼吸をして音楽に命を吹き込みましょう!そこで、会場のみんなで腹式呼吸の練習をしました。
次に、弾き始めの呼吸について。
同じ曲で「呼吸をしてから始めた演奏」と「しないで始めた演奏」の聴き比べをしていただきました😊
客席側から観察すると呼吸によって自然に音楽が始まって流れていく感じや、楽器との一体感があるとわかってもらえたのではと思います。
練習のときから気を付けてみてください。呼吸は本番に連れていけるお守りです♪
次の曲に向かって、またご一緒にがんばりましょう(^^)!
※この日欠席された方たちの演奏動画とあわせて、今月は<YouTubeおさらい会>を開催します🎹
今の季節は空気が澄んでいて、富士山が綺麗ですね。
みなさま、お風邪などひかれませんように。